伊藤忠飼料株式会社様
「個別最適」の限界を突破し、組織の“当たり前”を底上げする。AIを「特別なツール」から「日常の道具」へ変えるための第一歩。
掲載日:
伊藤忠飼料株式会社様は、畜産・水産分野におけるリーディングカンパニーとして、現場の知見と最新技術を融合させた事業展開を加速させています。同社が採用した「Google Workspace 生成AI活用講座」は、「AI は一部の専門家が使うもの」という壁を取り払い、現場の社員一人ひとりが Gemini や NotebookLM を「日常の道具」として使いこなし、業務の質とスピードを抜本的に高めることを目指しています。 本事例では、ITスキルに関わらず全社的な AI リテラシーの底上げをいかにして実現したのか、そしてジーアイクラウドが伴走者として、その文化醸成とセキュアな基盤構築をいかに最速で支援したのかを紹介します。

伊藤忠飼料株式会社様
所在地:東京都江東区亀戸2丁目35番13号
代表取締役社長:藤谷 照久
設立:昭和42年 10月1日

伊藤忠飼料株式会社 情報システム管理 / チーム長 小松 正明 様 ジーアイクラウド株式会社 営業本部 / 営業部 / 営業第一課 / 課長 森田 大介
伊藤忠飼料株式会社 情報システム管理チーム長 の小松様にお話を伺いました。
背景:積み重なった「個別最適」が招いた、組織の足踏み

小松 正明様
配合飼料の製造・販売を担い、日本の食のインフラを支える伊藤忠飼料株式会社。同社が今、AI 活用に舵を切った背景には、長年の業務の中で生じた構造的な課題がありました。
「各拠点や部署が自分たちの業務に合わせて最適化を追求してきた結果、システム全体がつぎはぎの状態になっていました。個別最適は進む一方で、会社全体としてのデータ連携や効率化を阻む壁になっていたのです」
現場ではCSVの抽出やExcelでの手作業といった「泥臭い事務作業」に多くの時間が割かれ、本来注力すべき戦略的な業務が圧迫される。さらに、ベテランの知見が若手に伝わりにくい「属人化」も、避けては通れない課題と考えておりました。
AI への心理ハードルを崩す「101 カジュアル講座」の役割

森田 大介
同社が AI 活用の第一歩として採用したのが、ジーアイクラウド が提供する「101 Gemini & NotebookLM カジュアル講座」(以下、当講座)です 。当講座は、生成 AI を初めて触る層を主な対象とし、60 分という短時間で AI の基本概念からセキュリティの基礎までを網羅的に学習するプログラムです 。
技術的な解説に留まらず、「Gemini との正しい付き合い方」といったマインドセットや、組織での適切な活用ルール(ガバナンス)に重きを置いた構成が、同社のニーズと合致しました 。
「101 Gemini & NotebookLM カジュアル講座」の主な構成
- 第1部:Gemini との正しい付き合い方(マインドセット)
- 第2部:実践的なプロンプトエンジニアリング(基本スキル)
- 第3部:Gemini 実践機能の活用(実務応用)
- 第4部:NotebookLM で精度を上げる(情報の組織知化)
- 第5部:セキュリティとガバナンス(リスク管理)
技術的な解説に留まらず、「Gemini との正しい付き合い方」といったマインドセットや、組織での適切な活用ルール(ガバナンス)に重きを置いた「短時間・高密度」な構成が、同社のニーズと合致し、 現場の心理的な壁を取り払う「潤滑油」としての役割を果たしました。
選定理由:AI の「限界」まで包み隠さず伝える、誠実な教え方
当講座を導入するにあたり、同社が最も重視したのは「現場が納得して使えるか」という点でした。パートナーとしてジーアイクラウドを選定した決め手は、最新技術の華やかさだけを強調しない、その誠実な姿勢にありました。
「AI は万能ではなく、最終的には人間が責任を持ってチェックしなければならない。ジーアイクラウドの講師の小野は、そのリスクや限界まで含めて、現場の人間が納得できる言葉で伝えてくれました。この『リスクも含めて正直に話す』というスタンスが、管理職層からの信頼を得る大きな要因となりました」
すでに全社導入していた Google Workspace 上で、セキュアに Gemini や NotebookLM を試せる環境があったことも、スムーズな導入を後押ししました。
成果:満足度4.0が示す「期待感」と、見えてきた「定着」への課題
ジーアイクラウドによる「カジュアル講座」を経て、現場には確かな変化の兆しが現れました。アンケートの満足度は平均4.0と高く、受講者からは「AIを自分の仕事を助ける相棒として使ってみたい」という前向きな声が上がりました。
一方で、小松様は「定着」という次の壁も冷静に見据えています。
「講座の直後は打ち上げ花火のように盛り上がりますが、放っておけば熱は冷め、元の慣れた作業に戻ってしまいます。ですが、今回の講座を通じて『30年分の技術マニュアルを NotebookLM で検索したい』『血液検査の分析を効率化したい』といった具体的なアイデアが現場から自発的に出始めたことは、非常に大きな一歩だと感じています」
単なるツールの導入ではなく、「AI ならこの課題を解決できるかもしれない」という共通言語が組織に生まれたこと。それが、このプロジェクトがもたらした最大の成果でした。
展望:10年後、当たり前にAIを使いこなす世代を迎えるために

今回のプロジェクトは、同社における AI 活用の第一歩に位置づけられています。小松様は、AI が生活の一部として定着した世代が社会の主軸となる 10 年後を見据え、今から組織の土壌を整える重要性を強調しておりました。
「10 年後のスタンダードを今から築いておくことが、次世代の社員が能力を最大限に発揮するための基盤となります。AI ネイティブな環境を整備することは、企業の競争力を維持するための『生存戦略』そのものです」
現場の自律性を重んじ、先回りして「武器」を提供し続ける同社。その視線の先には、効率化の枠を超え、社員一人ひとりがより創造的な業務に誇りを持って取り組める未来が開けています。
「AI 活用が当たり前になったとき、社員たちは今よりもっと面白い仕事をしているはずです。その土壌を作ることこそが、私の役目だと考えています」
ジーアイクラウド はこれからも、最新のテクノロジーと誠実な伴走体制を通じて、伊藤忠飼料様の次なる挑戦を支え続けます。
主要採用サービス
- Google Workspace for Gemini
- NotebookLM
